こんばんは、メリ子です。
10月6日、「キャリコネニュース」に
12年勤務して手取14万円「日本終わってますよね?」に共感の声 「国から『死ね』と言われているみたい」「日本はもはや発展途上国」
という記事が掲載され、Twitterでホリエモンさんが
「日本がおわってんじゃなくて「お前」がおわってんだよwww」
と発言した事が話題となっていました。
このツイートに対して先日ホリエモンさんがYoutubeで解説動画を挙げていて、共感する部分もあり、でも手取り14万円の会社員さんに共感する部分もあったりなので、今日はこの事について思う事を書いていきます。
▼その解説動画も載せておきます。
今回の解説動画でホリエモンさんが「終わっているのはお前だよwww」という発言に対して主に2つの理由を述べています。
1つが
お金を稼ぐだけなら簡単に数万円を稼げる副業は今の時代沢山ある。
という意見。
ホリエモンさんらしい意見です。
「そんな仕事に就く事しか出来なかったお前が悪い。」と言うのでは無く、今の仕事を辞め無くったって経済状況を良くする方法が転がっているのに、その手段をとらずして嘆いているだけなのが終わっていると言う事。
もう1つが
手取り14万円はそもそもそんなに悪く無い。定額で多くの娯楽が楽しめる時代において豊かな生活が出来ないわけが無い。
と言う事。
確かにそうだなぁと思います。
ケータイ電話も毎月1万円以上かけて通信費を払わないとスマホが持てない時代でしたが、今はどんどんスマホも安くなって来ました。
上記の2点が動画解説でのポイントでした。
結講、頭ごなしな理由では無く、本当に本人が生活に適応出来る内容とアドバイスで「とげがあるように見えて愛情深いんじゃないかな?ホリエモン。」
と思いました。
でも、そんな中、元社畜だった私は嘆いている会社員さんに対してもとても共感してしまう事もあるのです。
「手取り14万はそんなに悪く無い」という意見に対して思う事
今回のホリエモンの発言後に、「手取り14万」や「手取り15万」がツイッターでトレンドワードに上がっていました。
そこで沢山の人が「手取り14~15万はそんなに悪く無い。」「正社員で30万以上貰って責任や残業が大きい仕事よりも、手取りが低くてもメンタルと時間にゆとりのある生活をした方が良い。経済的な部分は副業で解決出来る。」といったような意見が多く見られました。
ですが、私はこう思います。
当事者になったらそんな事言えないんです。
この、最初に手取り14万の会社員の方の発言が書かれた記事には
現在アラフォーのトピ主は、都内のメーカーに12年勤務しており役職もあるという。ただ、手取りはわずか14万円で「何も贅沢出来ない生活。日本終わってますよね?」と辛い胸中を綴った。
役職のある方です。
役職があると言う事は、手取り14万とは思えないような責任もそれなりにあり、かつ結講メンタルや労働時間のゆとりも無いのだろうな。と予想されます。
そうなったら、多くの人が思っている状況とはかなりかけ離れているのでは無いかな?と思うのです。
終わっているのは日本とかじゃ無くて、その会社が終わってるのだろうなと思います。
そして、アラフォーなら、この手取りで贅沢をしなくても、若かった頃と違ったお金の使い方をしないといけない年齢だと思います。
私が感じているのは30才を過ぎてから、身体のメンテナンス(主に病院の健診•治療)にお金がかかる様になりました。女性だと色々出てきます。私の周りの人達もそうです。
病院、歯医者は10代20代よりもお世話になる事が増えました。
手取り14万だとこう言った医療費がかなり重く感じます。
また、食事で食べた物がもろに次の日の体調に影響したりする様になりました。
そうなると、安くで済ませようとするのが難しくなってきます。
若い頃はインスタントラーメンで済んでいた食事が、自炊だったら野菜を使う様になったり、サプリメントで体調管理を使用とすると、それだけで予算がかなり圧迫されたりすのです。
皆さんが思っている程手取り14万の生活は厳しい物です。
私もかつては手取り12万(社保無し)だったことがありました
私もかつて手取り12万だった時代がありました。
ありましたと言うか、今は無職なのでより状況は悪化していますが(笑)
最初に入社したデザイン事務所で給料が12万、社保無しでした。
自分で国民健康保険と国民年金を払い実質使えるのが9万程。
その後手取り15万になりましたが、相変わらずの社保無しで実質手取り12万と変わらない状況でした。
正直、キツかったです。
贅沢をしなければ何とかやって行けましたが、友人が結婚をしたり、出産をした時のお祝いや結婚式に出席する為の準備で生活がカツカツになるという。
お祝いしたい気持ちがあっても、経済的には瀕死の状態になっていました。
その状況が辛かったです。祝いたいのに祝えない。
心の中に「今月乗り越えられるだろうか。。」と思いながらもお祝いを渡しましたが、大切な人のお祝いの時にここまで苦しい思いをしなくてはならない自分自身の不甲斐なさが辛かったのです。
私も嘆いていました
私もその時期は嘆いていました。
会社の文句を沢山言って、「税金が高すぎる」と国の文句も言っていました。
「こんなに税金とるならブラック企業をもっと取り締まってくれよ。」なんて言っていました。
会社の社長の文句も沢山家族に言っていました。
「これだけ働いて、サービス残業も含めると時給500円台だ。」「社保を入れる約束だったのに、社保すら入れてくれない。自分が労働基準法の違反をしている事に気がついていない。」と文句たらたら。
あまりにも辛くて、会社の人には言えないので家族には愚痴をこぼしてしまっていました。
周りの反応は「でも自分で選んでその会社にいるんでしょ?」
ですが、家族に愚痴をこぼしても、一度も賛同してもらえる事はありませんでした。
同世代の兄や妹に伝えると2人とも困った顔をしてこういうのです。
「そんなに良い所無い会社なのになんで残っているの?」
「嫌なら辞めたら?」
「自分で選んでこの会社にいるなら、その状況も受け入れているんでしょ?」
そう言われた私は「なんで分かってくれないの!?ブラック企業に勤めていない人には理解出来ないでしょうね!」と怒っていました。
ですが、今、私はこの反応が正しいものだと思います。
兄も妹もこう言っていました。
「辛いのはわかったから、これからどうするの?」
これからどうするの?
この質問に、私は何も答える事が出来ませんでした。
辞めるわけでもなく、会社を良くする事も出来ない。
ただ愚痴るだけ。
この行為だけでは、良い事は1つも生み出さず、ただ周りに嫌な思いをぶちまけているだけでした。
社畜時代にこの動画を見てたら良かったなと思う
正直、私がブラック企業で働いていた社畜時代に、この動画を見る事が出来たら、
「もっと無駄にする時間を少ない状態で、退職に踏み出せたんじゃないかな?」と思います。
ホリエモンさんの発言は一瞬冷たく聞こえるけど、実際は的を射てる上に、動画解説の説明は愛情すら感じる有益な意見です。
もちろん、この嘆いている会社員の方の気持ちや状況を全て理解した意見ではありません。でも、12年間勤めて役職にもついているのに手取り14万円しか払う事の出来ない会社に勤めている彼女の現状を打破するには良いアドバイスだと思います。
もちろん時間的なゆとりもなかったり、贅沢をしなくてもNetflixで心を満たす事の出来ないタイプの人かも知れません。わからないけど。
でも今の状況を続けたく無ければ、重い腰をあげて転職をするか、新しい事を始めて復業するか、諦めて今の状況を受け入れる中で豊かな生活をするように努めるかだと思います。
少なくとも今のままよりも良い生活が出来そう
きっと、ホリエモンさんのアドバイスを実践したら、少なくとも嘆いているだけの日々よりは充実した生活につながるのではないでしょうか?
お金が増えるだけでなく、希望を抱いて日々を過ごすこと、そのものが豊かさへの秘訣だと思います。
実際には終わっているという事は無いのです。
色々と偉そうに意見をしましたが、こんなに沢山の人が反応するってことは、この会社員の方だけで無く、似た様な状況、心境の方々が実は沢山いるからこそ、この様な物議が醸されたのだろうなと思います。
私もそのうちの1人でした。
この国が終わっているとか、そんな状況を打破出来ない人が終わっているとか、会社が終わっているとか言いますが、
実際の所は終わっているのではなく、始まっていないのです。
なので、つべこべ言わずに始めろ。と言う事だと思います。
始まらないなら終わっているのと同じです。
終了状態。
愚痴っているだけって本当に無駄な時間です。
ただえさえ少ない手取りで保っている体力、気力をそぐだけの行為。
でも、そんな人生もったいないから、新しい事、未来に希望が持てる事に挑戦した方が良いですよね。
私も、そういうスタンスで生きていきたいです。
▼最後まで読んで下さりありがとうございました。
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