こんにちは、メリ子です。
咳が治らないので病院に行ったらお医者さんに「咳よりも太っている方がやばいだろ!」と一喝された話の続編です。
今回はその病院で4000円支払って受けたダイエット指導の内容をご紹介します。おそらく賛否両論のある意見だとは思うのですが、実際に私がお医者さんから受けた説明をご紹介します。と言っても、7年も前に効いた説明を私の記憶に残っている分だけでご紹介しますので、不十分な情報もあるとは思いますが、私が「ココがポイントね!」と理解してそれをダイエットの参考にしたら6週間で13kg程落とせました、という内容ですので、ご参考程度に受け取ってください。
では、本題へ。
病院で受けたダイエット指導➡要は糖質制限
肥満である事を結構な剣幕で怒られた後、私はそのお医者さんからダイエット指導を受ける事となりました。
ダイエット指導と言うので、どんな凄い内容かと思ったら、内容は至ってシンプルで要は「糖質制限ダイエット」でした。
糖質制限ダイエットは7年前(2012年くらいかな?)はあまり話題になっていないダイエットで、インターネットで調べて来たら出ては来るものの、メディアではあまり良いダイエット法として扱われていませんでした。
当時はモムちゃんダイエットやビリーズブートキャンプなど、自宅の狭いスペースでエクササイズをし、筋肉量を増やす事によって消費カロリーを増やすといった「痩せるためには食事制限をする」から「痩せる為には筋肉量を増やす」というダイエットの波が来ていて、「脂肪を燃やす有酸素運動」より「筋肉を増やす無酸素運動」の方が痩せるという情報が新しく画期的なダイエット法として取り上げられていたのです。
その中で「食事制限をするダイエット」と言うのがナンセンスな印象が世間にありました。
そんな中で「糖質制限」という発想はまさにナンセンス。
偏った食事制限があまり良く無いとされていた世間の動きの中で、さらに「お米や果物類は極力控えて、お肉、魚、卵などの糖質の低い物を積極的に取りなさい」という考え方は医療関係者からも「不健康」「危険なダイエット」など、あまり良いコメントを貰っていませんでした。(ま、それは今でもですが。)
また、ダイエットの口コミでも「辛い割に痩せない。」「ちょっと痩せても食事を戻したらすぐにリバウンドする」などの意見も多かったのです。
私に糖質制限をお医者さんも「これはね、賛否両論あるダイエット方法だけど、確かに痩せるからやってみなさい。これから何故痩せるのか、何故この方法を進めるのか説明するから。」と説明してくれました。
糖質制限が痩せる理由
ここからはお医者さんに説明です(私の記憶にある分)
①肉体は怠け者
「何であなたの身体には脂肪がたくさんあるのに、その脂肪をエネルギーとして燃やさないで新たに食べ物を欲しがると思う?それはね、人間の身体が怠け者だからなんだよ。
あなたの身体には沢山脂肪がついてるよね?これは余ったカロリーが脂肪となって身体に貯蓄されて、必要があったら燃やされるべきなんだよね?でもそうそう燃やされないでしょ?それはね、簡単に説明すると、人間の身体が燃やせる燃料が2種類あるからだよ。
1つは油や脂肪。
もう1つが炭水化物や甘いものに含まれる糖質。
食後に燃焼されなかった余分なカロリーは脂肪として貯蓄される。
この脂肪がちゃんと燃えてくれたら良いんだけど中々燃えない、その理由は脂肪をエネルギーに変換するよりも糖をエネルギーに変換する方が簡単だからなんだ。
脂肪だってエネルギーとして使えるんだけど、糖質(炭水化物)を使った方が楽だから、身体は脂肪はそっちのけで糖質を燃やしまくる。糖質がなくなった後は脂肪を燃やすのではなく「エネルギーが無いよ!糖質が必要だよ〜!」とサインを送ってお腹を空かせる。そこで食べちゃうと、脂肪は燃えないね、また摂取した糖質だけを使うんだ、そこで余分に取ってしまった分はまた脂肪として貯蓄されてしまうという悪循環が身体の中で起きているんだよ。」
②炭水化物•糖質への中毒性
「その悪循環を抜け出すにはね、身体が脂肪を燃やさないといけない状態を作らないといけないんだ。
その為には、まず、糖質の摂取をとめる事。
でもね、身体もバカじゃないから結講粘るわけ。「おーい、燃料無いよ〜。糖質入れて〜。」って反応をするんだよね脂肪は沢山あるのに。
だから糖質制限をしはじめると、物凄く身体がグッタリします。
人類はねほとんど糖質制限中毒だからさ、抜け出す迄にかなり苦しいよ。
麻薬とかタバコとかもそうだよね。「これが無いと生活出来ないレベル」まで服用になれてしまった人って抜け出す迄にめちゃくちゃ苦しむでしょ。
絶対に身体に悪いのに身体が求めるでしょ。でもね、そんな状況でも服用を辞めないといけないよね、身体が中毒から抜け出す迄その苦しみに耐えないといけないんだよね。でも、いつかは中毒から抜け出せる時が来るでしょ、本当に服用を止め続けられたら。めちゃくちゃ苦しいけど。
糖質制限も似た理論なのよね。
炭水化物を取るのを辞めると、身体が「炭水化物食べろ〜!」みたいな反応するけど(ぐったりしたり、イライラしたり、ものすごく空腹が襲って来たり)でもそれに耐えないといけないの。
グッタリしたり物凄い空腹が来たら、炭水化物以外の好きな物は何でも食べて良いよ。肉とか魚とか野菜とか卵とか。
お腹いっぱいになるまで食べな。そして気がつくんだ。カロリーを沢山取っているのに、ぐったりしてる。お腹いっぱいなのに、なぜかもっと食べたい気になる。
でもさ、それって物理的におかしいでしょ。ちゃんとカロリー取っててお腹も膨らんでるのに身体の反応は違うんだよ。それが中毒反応。
でも、2〜3週間くらい耐えると、身体も「あー、こいつ全然糖質とってくれないや。やれやれ、面倒くさいけど脂肪を燃やすしか無いのか。」と判断して脂肪を燃やし出すんだ。
そしたらこっちのもの。脂肪も燃えるし辛さもなくなる。だってちゃんとエネルギーとして使ってるから貯蓄してた脂肪を。
そこまで行けば後は痩せて行くよ。
食事はまだ糖質制限をしつづけないといけないけど、ある程度まで痩せた頃には暴飲暴食をしなくても良いくらいに食事もコントロール出来る様になってるはず。
身体が炭水化物を欲する反応をしないから。」
③キツいのは変わらないけどキツい理由が分かれば耐えられる
「これをするとさ、沢山食べてもあんまり太らないんだ。糖質の量をちゃんと抑えてればね。
でも最初の2週間が1番キツくて、糖質中毒から抜け出す途中だからちょっとしか痩せないの。まだ脂肪を燃やし始めてはいないから。
そうするとやってる人は「ここまでキツいのにこれだけしか痩せないなら続けられない。」と挫折しちゃうわけ。辛さに対して効果が小さい様に感じるんだよね。
でも「あと少し耐えれば辛さも引いて、大きな効果を得られるのに!」っていう2週間くらいで辞めちゃうんだ。本当にもったいないよね。
だからあまり良いコメントが無いんだよ。
でもそのプロセスを知っていると辛くても耐えられるよね。
その辛さの理由を知っているし、この辛さの向こう側も知っているから。」
ちょっと納得したダイエット指導、でもちょっと高い
上記の説明を一通り受けた後に、糖質の低い食品と糖質の高い食品のリストをもらいました。
最後に「本当はお肉とかよりも、お豆腐や豆類からタンパク質を取る様に指導したいところなんだけど、太っている人ってお肉好きでしょ?糖質制限をしたての頃は凄く辛いから、糖質制限になれるまでは肉、魚、卵、チーズ、なんでも食べなって言ってるよ。でもねちゃんと食事を調整出来るようになったら野菜炒めとかお豆腐中心にしなさいよ。」と言われました。
また、糖質制限をすると必ずと言って良い程お通じが悪くなるので、お通じを良くする漢方。そして肥満の人に勧めている新陳代謝を良くする漢方、女性ホルモンのバランスを良くする漢方の3種類を処方してもらって指導は終わりました。
その時間わずか15分程度。
なんとなく糖質制限が痩せる理論は理解しましたが、正直これだけど4000円って高!(ちなみに漢方代を入れると7000円以上かかりました)と思いました。
その後、だまされたと思って、指導を受けた糖質制限ダイエットを始めるのですが、これが説明された通りの辛さがあり、説明された通りの時期に、説明された通りに辛さが引き、どんどん減量していったのです。
その続きも書きますので、このダイエット体験談シリーズは続きます。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます♪
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